プレミア12初代王者まであと2勝 侍ジャパンの投手起用はどうなる?
鍵になる則本の起用法は?
大谷自身も「1回目の対戦はピッチャーが有利だけど、2回目になると違う。そこで色々と考えていければ」と明かし、女房役の嶋は「(韓国は)対策を練ってくると思う。どう対応してくるかバッテリーで見て、それにしっかり対応していきたい」と話した。
仮に大谷が開幕戦ほどの投球を出来なくても、心強いリリーフが控える。準々決勝のプエルトリコ戦後、小久保監督は2番手で1イニングを完璧に抑えた則本について、こう明かしている。
「本当は3イニングくらいでも、と思っていたんですけど、たまたまああいう展開(大差)になったので。でも、投げさせることは伝えていたので、点差が空いても投げさせましたけど、1イニングで済んだ分、韓国戦もいける」
準決勝を勝ち進んだ場合、則本を決勝で先発させるというプランも考えられたが、あくまでリリーフエースとしてブルペンに置いておく考え。ここまでは、救援として抜群の働きを見せており、妥当な策といえるかもしれない。どんな状況でもマウンドに上がり、相手をねじ伏せるピッチングが出来る右腕の存在は心強い限りだ。
また、準々決勝は7回90球で降板した前田も、中4日で決勝での先発が可能だが、これについても小久保監督は否定する。プエルトリコ戦の試合終了直後、エースの起用についてこう説明している。
「(前田は)準々決勝の先発を約1か月前くらいに伝えていて、その間ここに合わせてきていた。それを考えると、この先もというのはちょっと酷かなという気もします。決勝は違う投手でいこうかと」