西武からFA脇谷加入でどうなる? 2016年の巨人内野陣
2013年に一時定位置をつかみかけるもケガに泣いた中井
○中井大介
今季は不振のサード・村田修一に代わるレギュラー候補だったが、アピールが足らずに1、2軍を行き来する生活だった。2013年中盤にブレークし、「1番・二塁」の定位置をつかみかけたが、セカンドの守備中に大ケガをして、戦線離脱。それ以降、活躍ができていない。今季のセカンドは2試合の先発。能力が高いため、チャンスはある。
○藤村大介
2011年の盗塁王は1軍に定着して以降、今季初めて1軍出場なしに終わった。ケガで苦しんだシーズン。一時は脇谷とレギュラーを争った時期もあった。課題の守備とバッティングをどこまで上げてこられるか。
○和田恋
ルーキーの岡本と同様に、将来の主軸候補として期待される高卒2年目の右打者。高橋新監督になってからの宮崎秋季キャンプのメンバーにも選ばれ、バッティングに守備、下半身強化に務めている。二塁での起用の可能性もある。
高橋新監督にとって脇谷は巨人在籍時代にともに沖縄で自主トレーニングを行うなど、かわいがってきた後輩だが、そこに私情を挟むことはない。西武で結果を残して巨人復帰が濃厚だが、レギュラー争いや1軍争いは熾烈になるだろう。脇谷は出場機会を増やすため外野にも挑戦している。それがチーム力の底上げになることを期待したい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count