侍J小久保監督、17年WBC優勝へ不屈闘志 進退伺は「私からはしてない」

進退伺は「私からはしてません」、「2017年WBCに向けて最終的な目標を持っている」

「3位は当初の目標を達成できなかったので悔しい思いでいっぱい」と話した指揮官は「課題というか、終わってああでもないこうでもあないというのは負けた監督が言うのはどうかと思うんですけど、次に向けてその時のピッチャー陣にある程度、役割を伝えたほうがいいとは思ってますけど。そこくらいですかね」と反省点を挙げる。

 優位な展開からの逆転負けにより、敗戦後は批判の声も上がったが、この日は飽くなき闘志を見せ、「2017年WBCに向けて最終的な目標を持っていますんで、それに向けてどういう風に持っていくか。来年はそういう1年にしたい。集まるのは3月と11月かもしれないんですけど、その時期を有効に使いたい」と話し、進退伺を出すようなことはあったかとの問いには「私からですか? 私からはしてません」ときっぱり答えた。

 第4回を迎えるWBCには「メンバー的には今回のメンバーが中心になっていくと思う。彼らが今回の僕自身も含めてあの1敗の重みを忘れずに持ちながら、あとは選手たちがいい活躍をしてくれることだけを願っています」とし、メジャーでプレーする選手の招集に関しては「球団によっての温度差もあると聞いている。その辺は調査して派遣は可能かどうかをやらないといけないですね」と話した。

「基本的には今のメンバーが順調に育ってくれる。そこに脅かすような選手が出てくれば」

 そう期待を込めた小久保監督。今回の大きな敗戦を糧に2017年の世界一獲りへ全力を尽くすつもりだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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