新人王に輝いたDeNA山崎 「小さな大魔神」に影響を与えた2投手の存在

大学時代に積み重ねた試行錯誤、プロ1年目で飛躍遂げ「来年も、再来年もずっと活躍できるように」

 もちろん、すべてが順風満帆だったわけではない。入学当初、70キロだった体重は亜大伝統の「食トレ」で1日10杯の米を胃袋に詰め込み、85キロまで増やしたことも。投球フォームをトルネードにしたこともあり試行錯誤を繰り返し、リーグ6連覇を達成。最終的にドラフト1位という最高評価を得ることになった。

 プロでは先輩2人も手の届かなかった新人王を獲得した山崎。ファンの間で「神対応」と呼ばれるほど、丁寧なファンサービスを行うことで有名だ。その誠実で勤勉な姿勢で2年目の来季も、さらなる活躍が見込めるだろう。

「今回、このような賞をいただけて本当にうれしく思います。目指していても、なかなか取れない賞。過去に受賞した先輩方は本当に偉大で、その中に自分の名前が残ると思うと光栄です。来年も、再来年もずっと活躍できるように頑張ります」

 表彰式では、こう話して喜んだ。そして、山崎と握手を交わし、無数のフラッシュを浴びた日本ハム・有原にも早大時代に今季の活躍の原動力となる出来事があった。

【有原編に続く】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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