MLBで際立つ日本人投手の“コスパ” FA選手の総年俸と実際の活躍度は?
米サイトが過去5年のFA市場を考察、総年俸と実際の活躍度のトップ10をそれぞれ紹介
MLBのストーブリーグが徐々に熱気を帯びる中、米スポーツ専門サイト「スポーツ・オン・アース」は過去5年のフリーエージェント(FA)市場を考察する記事を掲載した。そこでは日本人選手の圧倒的なコストパフォーマンスの高さが浮き彫りになっている。
2011年シーズンから今季までの5年間で、FAで契約した選手の総年俸トップ10と、そのシーズンの実際の活躍度トップ10を紹介している。
FA選手が2011年シーズン前に結んだ契約の中で、総年俸トップはレッドソックスに加入したカール・クロフォード外野手(現ドジャース)の7年総額1億4200万ドルだった。4位にはレンジャーズのエイドリアン・ベルトレ内野手の6年9600万ドル、6位には昨年限りで現役引退したヤンキースのデレク・ジーター内野手の3年5100万ドルと、実績のある選手がランクインしている。
だが、FA選手の2011年シーズンの実際の活躍度トップ10には、日本人2人がランク外から食い込んでいる。
4位には、3年契約満了でFAとなり、ドジャースと1年契約を結び直していた黒田博樹投手(現広島)が堂々のランクイン。総年俸では23位だったが、活躍度ではトップ5入りしている。7位にはオリオールズと再契約した上原浩治投手が躍進。総年俸は66位で、費用対効果の高さを見せつけている。