日ハム復帰の吉井投手コーチが就任会見 「監督とどうのこうのは全くない」
4年ぶりに復帰「断る理由は見つからなかった」「優勝が最大の目標」
来季から4年ぶりに日本ハムに復帰する吉井理人投手コーチが29日、都内のホテルで就任会見を行った。
現役時代には近鉄、ヤクルトで活躍後、メジャーリーグのメッツ、エクスポズなどでも活躍。オリックスを経て、ロッテに所属した2007年限りで現役を引退した。
翌08年から日本ハムの1軍投手コーチに就任し、豊富な経験を生かしてダルビッシュ有(レンジャーズ)らを指導。09、12年と2度のリーグ制覇に貢献するなど、12年限りで退任するまで、2軍投手コーチだった10年を除き、1軍での全4シーズンでAクラス入りを果たした。
その後は解説者などを務め、今季からはソフトバンクの投手コーチに就任。日本一連覇に貢献したが、1年で退任していた。
吉井投手コーチは会見で「今回、ファイターズのコーチを受けることになりました。ホークスを離れて、研究の道に進もうかと思っていたのですが、そんなときにファイターズに熱心に誘っていただいた。現場で十分にやれる年齢で、断る理由も見つからなかったので、今回引き受けることにしました。率直に頑張るぞという気持ちです」と意気込みを語った。
さらに、日本ハムの投手事情については「すごく素質がある、若い、良い投手陣だなと見ていました。若いピッチャーが味方の得点を守って勝っていくという、どっちかというと守り型、ブルペン型のチームだと思っている。先発も若くて活きのいい選手が育っているが、欠点はそのあたりだと思っている」と分析した。