巨人移籍クルーズの背番号決定 「11」=「投手」のイメージ変えられるか
メジャーでは野手の名選手もつけていた「11」
◯大島康徳
68年ドラフト3位で中日入り。40番、5番を付けたが、87年オフのトレードで日本ハムへ移籍し、背番号11をつけた。90年には通算2000安打を達成。94年に現役引退するまで11番を背負った。プロ通算26年間で打率2割7分2厘、2204安打、382本塁打、1234打点。
最近では二刀流を貫く日本ハムの大谷翔平がダルビッシュの「11」を受け継ぎ、2年目の14年に10本塁打。ベーブ・ルース以来96年ぶりの「10勝&10本塁打」を達成したが、「打者」よりも「投手」のイメージが強い。
一方、メジャーでの背番号11は、レッズのバリー・ラーキン内野手、パイレーツのポール・ウェイナー外野手、ホワイトソックスのルイス・アパリシオ内野手らの永久欠番となっている。マリナーズで指名打者として活躍したエドガー・マルチネスの11番は記憶に新しく、現役でもヤンキースのブレット・ガードナー外野手らが付けるなど決して投手番号というイメージはない。
今季、クルーズはロッテで打率2割5分5厘、16本塁打、73打点をマークし、パ・リーグ二塁手部門のゴールデングラブ賞に輝いた。巨人の背番号11のイメージを一新する活躍を見せることが出来るだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count