達成者は過去25投手、到達困難な200勝 来季8年ぶりに実現するか
盟友・新井の2000安打と同時達成はあるか
その他の現役投手ではDeNAの三浦大輔が172勝、ソフトバンクの松坂大輔が日米通算164勝、マリナーズの岩隈久志が同154勝、ヤクルト石川雅規が144勝、巨人の杉内俊哉が142勝と続いているが、来季中に到達する可能性があるのは黒田だけだ。
今季は西武の西口文也が200勝まで残り18勝で現役を退いており、目前に迫っていてもケガや衰えなどで最終的に届かないケースもある。実際、西口も2011年に残り23勝としながら、翌2012年に5勝を挙げたのを最後に3シーズン未勝利でユニフォームを脱いだ。現代野球において、投手の200勝は打者の2000本安打よりも遥かに難しいとされている。
広島は黒田と同じく今季古巣に復帰した新井貴浩が2000安打まであと29本の1971安打となっており、来季、節目の数字にたどり着く可能性が高い。広島の両ベテランがくしくも同シーズンに偉業を達成することはあるのか――。
日米を通じて6年連続で2桁勝利を挙げている黒田の来季に注目だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count