功労者引退に監督交代、あの選手の加入も 楽天の2015年10大ニュース
斎藤隆氏はメジャーフロント入り、来季は“スーパールーキー”加入
◯7位 フロントが“現場介入”!?
1軍打撃コーチだった田代富雄氏が7月30日に辞任。打撃不振の責任を取る形で自ら辞任を申し出たが、コーチがシーズン途中に退団するのは異例だった。三木谷オーナーら球団フロントがデータや分析に基づき起用法を首脳陣に提案する“現場介入”が退団の一因になったと報じられるなど、臆測を呼んだ。
◯6位 功労者、続々引退
小山伸一郎投手、永井怜投手らが現役引退した。小山は04年オフに無償トレードで中日から楽天に移籍。投手では唯一球団創設時からプレーし、08年から5年連続で50試合登板以上。今季は4月に右肩を手術し、引退試合まで1軍登板はなかった。来季は2軍投手コーチに就任する。
永井は06年に大学・社会人ドラフト1巡目で楽天入り。岩隈(現マリナーズ)、田中(現ヤンキース)と共に、“先発3本柱”として活躍した。09年には自己最多13勝を挙げ、球団初のクライマックスシリーズ進出に貢献。11年に右肩を故障してから思うような投球が出来なかった。12月に「楽天イーグルスアカデミー・ベース ボールスクール」のジュニアコーチに就任した。また、西村弥内野手、森山周外野手らも現役引退した。
◯5位 斎藤隆、現役引退&メジャーフロント入り
8月17日に今季限りでの現役引退を表明した。98年に13勝を挙げ横浜の38年ぶり日本一に貢献。36歳の06年からメジャーに挑戦し、マイナー契約からはい上がった。13年に楽天で8年ぶりに日本球界復帰し、初の日本一。昨季は44歳4か月の最年長セーブ記録を作ったが、今季は引退試合も含めて2試合登板。通算成績はメジャーが338試合で21勝15敗84セーブ、防御率2.34。日本は403試合に登板、91勝81敗55セーブ、防御率3.75。引退後は、米大リーグのパドレスでインターンとして経験を積むことを発表し、12月にメジャーのウィンターミーティングに参加した。
◯4位 オコエ入団
10月のドラフト会議で仙台育英・平沢大河内野手をクジで外し、関東第一のオコエ瑠偉外野手を指名。遠投120メートル、50メートル5秒96と身体能力は抜群。契約金8000万円、年俸1200万円で入団した。背番号9。梨田監督は春季キャンプ1軍を明言している。