大物引退ラッシュ、歴史的記録、ドアラ手術…中日の2015年10大ニュース
若松が恩師に捧ぐ活躍、和田最年長2000安打
〇7位 無印右腕・若松が3年目で10勝
12年ドラフト7位の若松駿太が、3年目で初の2桁勝利をマーク。福岡・祐誠高時代は3年時に県予選2回戦で敗退するなど、無名の存在だったが、6月2日の西武戦でプロ初勝利。8月には4連勝をマークして月間MVPを受賞するなど、10勝4敗、防御率2.12と堂々の成績だった。初勝利のお立ち台では、入団時の担当スカウトで、2014年2月に他界した渡辺麿史さんに「早くウイニングボールを渡したくてやってきた」と明かし、声を詰まらせた。
〇6位 岩瀬、大減俸
プロ野球最多402セーブを誇る鉄腕・岩瀬仁紀も、左肘痛の影響で今季は1軍登板なし。オフに野球協約で定められた減額制限(40%)を大きく超える83%、2億5000万円ダウンの5000万円で更改した。これは今オフの巨人の杉内俊哉投手の4億5000万円減(5000万円でサイン)、2012年オフの小笠原道大(当時巨人)の3億6000万円減(7000万円でサイン)に次いで史上3番目となる減額となった。
〇5位 和田、最年長2000安打達成
和田一浩が6月12日のロッテ戦で、史上45人目の通算2000安打に到達した。大卒、社会人を経由しての達成は史上3人目。昨季は残り15本と迫りながら、右手を骨折。42歳11か月は史上最年長記録だった。節目の安打を放った直後、谷繁監督とロッテの井口が花束を持って和田を祝福。「家族の支えもありましたし、両親、それから球団関係、色んな方に僕が野球をするにあたって携わってもらったんで、少しでも頑張っている姿を見せられて良かったと思います」とコメントした。