巨人は4番、DeNAは1番、中日は3番、広島は…セ各球団が課題とする打順は?

セ全球団の打順で昨季最も固定されたのはDeNAの「4番・筒香」

 ファンにとって試合開始前の楽しみの1つとなる「スタメン発表」。そこでチームの戦い方も分かる。あっと驚くラインアップやある程度予想できるものまで様々。各球団にとっても固定できた打順、できなかった打順、ある程度、流動性をもたせた打順などがあり、改めて昨季の数字を振り返ると、2016年シーズンに向けたそれぞれの課題も見えてくる。

 今回はセ・リーグの2015年シーズンを振り返ってみたい。

 最も同じイスに長く座っていたのはDeNAの筒香嘉智の「4番」だった。出場138試合中、134試合で4番に座り、同打順では打率.319、24本塁打、93打点を記録。前半戦で首位を走ったチームの原動力となった。筒香が右太ももを負傷していた間、DeNAではロペスが7試合。梶谷、後藤が1試合ずつ務めているが、4番の“占拠率”となる起用割合は93.7%と高い。

 他球団の4番を見てみると阪神のゴメスが128試合(143試合に対して89.5%)。ヤクルトの畠山和洋が97試合(67.8%)、中日のルナが80試合(55.9%)、広島の新井貴浩が78試合(54.5%)、巨人の阿部慎之助が53試合(37.1%)と続いており、筒香がリーグで最も多く4番を任されている。

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