斎藤佑、マー君も経験…座学「満点」、太り過ぎ注意、過去の新人合同トレ

座学で「満点」評価、キャンプ1軍スタート決定…

○社会人としてのマナー、自覚はバッチリ?

 トレーニングと平行して行われるのは、座学。プロになった同時に、金銭問題や女性問題、警察沙汰のトラブルなどを起こさないようにしないといけない。危険とトラブルに対処するため、球団では授業を行っている。日本ハムなどは外部の講師を招き、力を入れている。過去には斎藤佑樹が「美人局」(つつもたせ)に遭った場合の対処方法などが報じられ、「満点」「素晴らしい」「冷静」と講師から評価されて話題を呼んだ。大学、社会人出の選手よりも、高卒選手にはしっかりとした教育が必要とされている。

○キャンプ1軍即決定?

 首脳陣が初めて間近で新人選手を見るのも新人合同自主トレ。鳴り物入りのルーキーを見たコーチが素質にほれ込み、初日でいきなりキャンプ1軍スタートの“合格”サインを出すことも。即戦力と言われる選手は当然だが、体力があったり、実戦向き、1軍に置いて経験を積ませたいなどといった理由で高校生ルーキーでも1軍帯同が決定することがある。

○太りすぎに厳重注意

 ドラフト直後、選手たちは球団から年明け以降のスケジュールや今後について聞かされたり、資料を配られる。オフのトレーニング方法なども伝えられるケースもある。プロ入り前、最後の年末年始となるため、選手たちは忘年会、新年会だけでなく、関係各所で激励会も多い。飲み食いが多くなり、運動する時間も削られ、体重増で新人合同トレに来る選手もいる。そうなってしまったら、「プロの基本でもある節制ができていない」と球団側の怒りを買い、キャンプまでに減量指令が下されることも。

 今年はどんな新人選手が飛び出すのか。1年目から頭角を現す選手は誰か。プロでの飛躍を目指すルーキーたちの今後に注目したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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