2016年MLB日本人投手、最も輝くのは前田!? 米サイト予測、年俸約10億円に?
今季も日本人先発投手は厳しい1年? 前田が最高の成績を残すと算出
今季も日本人メジャーリーガーには少し厳しい1年となってしまうのか。
野球専門の米データサイト「ファングラフス」が、予測システム「ZiPSプロジェクションズ」による2016年成績予測を掲載しており、ヤンキースの田中将大、マリナーズの岩隈久志、そして5月にトミー・ジョン手術から復帰予定のダルビッシュ有は、いずれも規定投球回(162イニング)に到達しないとされている。一方で、メジャー1年目となるドジャースの前田健太投手は177イニングを投げ、日本人先発投手で最高の成績を残すとの予測が弾き出された。
まずはヤンキースのエースとして期待される田中。メジャー1年目の14年は右肘靱帯部分断裂があり20試合、2年目の15年は右手首の故障で離脱し24試合の登板で、いずれも規定投球回に到達することはなかった(14年=136回1/3、15年=154回)。「ZiPSプロジェクションズ」では、田中は今季25試合に登板し、157回2/3を投げると分析。いずれもメジャー3年目で最高の成績だが、規定投球回には達しないとされている。
また、防御率は3.70と算出されており、14年の2.77、15年の3.51よりも低いが、147奪三振は14年の141Kを上回るとの予測だ。怪我での離脱さえなければ、サイ・ヤング賞も狙える右腕だけに、これらの数字を上回る活躍が期待される。