選抜甲子園、注目の「21世紀枠」3校を占う 最有力校はどこ?

部員17人で県制覇した小豆島、長野は県NO1の進学校

 香川の離島に位置し、過疎化が進む中で部員17人で活動する。それでも、昨秋の県大会を制覇。しかも、決勝で破った高松商は後に明治神宮大会を制したことからも、実績でも群を抜く。17年4月には他校と統合が決定しており、小説「二十四の瞳」の舞台となった小豆島という話題性からしても選出の可能性は大きい。

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21世紀枠の各地区候補校

 小豆島に次いで前評判が高いのが、釜石(東北)だ。

 昨秋の県大会準優勝で東北大会でも初戦の強豪・東北戦で善戦し、実績は十分。部員24人のうち、約半数が11年の東日本大震災で被災した。当時、部員の大半は中学入学直前だったが、それを乗り越えて野球を続けてきた。甚大な被害を受けた宮城、福島、岩手の3県で唯一、11年以降選ばれてないという点でも、推薦する声が高まっている。

 以降は難しい判断となりそうだ。八重山(沖縄)は小豆島と同じく離島で大会のたびに遠征するというハンデがありながら、県大会優勝。遠征費捻出のために部員自らアルバイトを行う。長野(北信越)は県NO1の進学校で毎年、野球部から東大合格者を出している。

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