巨人のウイークポイントを埋めるカギ 4番は誰が打つ?
新戦力と成長期待の若手、意地を見せたいベテランも
大方の予想としては昨年、全く固定できなかった背景から、新戦力への期待がかかる。パイレーツで4番を務め、ヤンキースなどでも大きなアーチを描いたメジャー122発のギャレット・ジョーンズが現状では筆頭候補。阿部がどこまで状態を上げていけるのかもポイントとなる。
3連覇したシーズン(2012~14)も決して固定はされていなかったが、好不調を見ながら阿部、村田が中心となっていた。ジョーンズと阿部が軸となっていければ、打順に安定感は出てくるだろう。
ただ、蓋を開けて見なくては分からないのが新外国人。これまでも日本球界にやってきたメジャーリーガーが活躍せずに帰国したケースが多くあるのは周知の事実だ。ジョーンズ、阿部の2人以外に名前が挙がるのは、昨年の経験を生かしたい大田と、未来の主軸候補の岡本和真の2人。キャンプに臨時コーチとして訪れる松井秀喜氏から金言はあるのか。4番ジョーンズという構想のまま、開幕を迎えるのか。それとも昨年のように不安定のままになるか。
「まだできる選手もいるし、チームとして新戦力、競争も必要になってくる」と話す新指揮官の言葉からすると村田修一も意地を見せたいところ。選手たちのキャンプでの動きと高橋監督の采配も注目したい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count