DeNA契約更改終了、3季ぶり最下位も若手の躍進際立つ…年俸増減トップ5
筒香はチームトップのアップ査定、高卒7年目で1億円に到達
DeNAの全選手が19日までに今オフの契約更改を終えた。最後に交渉の席についたのは筒香嘉智外野手。出場138試合で打率.317、24本塁打、93打点の好成績をマーク。いずれもキャリアハイの数字で5400万アップとなり、高卒7年目で1億円の大台に到達した。「4番」として飛躍のシーズンとなった。
昨季、前半戦を首位でターンしながら最下位に沈んだDeNA。その中でもルーキーの山崎康晃投手が新人王に輝くなど飛躍を遂げた選手もいた。オフの契約更改ではどのような選手が評価されたのか。金額の増減が多い選手から振り返ってみたい。
チームトップのアップ査定となったのは筒香だ。前述の通り、5400万円増の1億円でサイン。昨季は134試合で4番に座り、打線を牽引した。2年連続で打率3割に乗せ、世界野球「プレミア12」でも西武・中村が負傷後に4番を務めた。オフにはドミニカのウインターリーグにも参加するなど成長に向けて貪欲な姿勢を見せる24歳。球団では三浦大輔の1億2500万円、久保康友の1億2000万円に次ぐ高年俸となり、さらなる飛躍が期待される。
2番目にアップ額が多かったのは梶谷隆幸外野手。昨シーズンは開幕から3番を任され、4月に月間MVPを初受賞。7月のオールスターにも初選出された。ただ、年間を通して安定感を維持できず、打率.275、13本塁打、66打点。盗塁も昨季より11個減の28盗塁(リーグ2位)に終わったが、期待は高く、3700万円増の8300万円となった。