高校投手→社会人野手→投手!? 日ハムのドラ2左腕が持つ“異色”の経歴
プラスになった「打者目線」の配球、木田GM補佐は「即戦力」期待
「野手をやって良かったことは、打者目線で配球面を考えられたことですかね。少しだけですけど。どういう攻めが嫌だとか」
14年ドラフトでも上位候補だったが、「チームに貢献できていない」と残留を選択。高卒5年目の15年ドラフトで満を持してのプロ入りとなる。
最速は144キロながらも、球の出どころが見えづらく、球速以上のキレを感じさせる直球だ。スライダー、カーブ、チェンジアップをコントロール良く投げ分ける左腕へ、木田GM補佐は「社会人野球でナンバー1の左腕。即戦力になってくれる」と期待を込めている。
「キャンプはどういう流れで練習するのか分からないので。不安はあります。どこでどうアピールするかも分かりませんが、コントロールが自分の生きる道。持ち味を出していければと思います」
ちょっと変わった球歴を持つ左腕が、昨年の有原航平に続く新人王に輝けるか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count