ホークスなぜ強打者育つ? 松田宣浩が明かす王者の伝統「何も考えずに…」
ソフトバンクに根づく「フルスイング」、松田や柳田が生まれる理由は?
ソフトバンクの松田宣浩内野手が、独占インタビューで王者の“強さの秘密”について語った。
充実の戦力を揃えるソフトバンクは昨年、日本一連覇を達成。豊富な資金力を活かした大型補強に目が行きがちだが、チームの「顔」となっているのは生え抜きの選手たちだ。
破壊力抜群の打線も、入団11年目となる松田や、同6年目の柳田悠岐外野手が中心に座る。松田は昨年、リーグ2位の35本塁打をマーク。柳田は打率3割6分3厘(同1位)、34本塁打(同3位タイ)、32盗塁(同2位)でトリプルスリーを達成した。
ソフトバンクの打者の特徴といえば、松田と柳田の2人に代表されるような「フルスイング」。しかも、ただの大振りではなく、ボールをしっかりと捉えることができる。生え抜きの選手が小さくまとまらず、スケールの大きな打者に育つ秘密はどこにあるのか。松田は“DNA“がしっかり受け継がれていると説明する。
「まずは振る力、飛ばす力をつけない限り、技術をつけても1軍のピッチャーは打ち返せないと思う。今の(ソフトバンクの)若い選手もそうですけど、やっぱり(2軍で)振らされますし、遠くに飛ばします。ファームの成績もいいですし、いい伝統だと思います。僕もしっかりバットを振ろうと思っています」