マテオ、球児…2年目右腕も秘密兵器に!? 阪神・新守護神は誰に?

“ダークホース”は2年目右腕?

「僕の一番のおススメはやっぱり球児です。外国人がダメだった場合、どれだけ早く球児にシフトチェンジできるか。球児が(本来に近い球に)戻っていれば一番しっくりくる形なのではないでしょうか。それで福原とマテオがセットアッパー。それが一番収まりがいいように見えます」

 藤川はNPB歴代5位の通算220セーブを挙げ、2007年には年間46セーブの日本記録を樹立。今季35歳のシーズンを迎えるとはいえ、クローザー経験という面では突出している。あとはいかに以前のような輝きを取り戻せるか。2013年に渡米後、右肘を痛めてトミー・ジョン手術も経験し、多くの時間をリハビリに費やした。

 野口氏は「球児の肉体的なパフォーマンスがどこまで戻っているか気がかりです」とし、独立リーグで一時、先発も務めたことから救援に再び適応していけるかも課題に挙げた。ただ、「(一般的に)救援の瞬発系の調整をしていて『先発をやってくれ』と言われるよりは、先発から救援にいく方が意外と早くいけるみたいです」と、キャンプから救援としての調整を続ければ、適応は可能と分析する。

 また、若手投手についても言及。頭角を現し始めた若手の松田遼馬、歳内宏明らについて「松田は出始めと比べてスピードが落ちているのが気になるんです。『当たらない真っすぐ』を投げていた記憶があるのですが……。いざクローザ―にはめようかと思うと、厳しい。歳内はいいウイニングショット(スプリット)を持っているのですが、(速球が)140キロちょっとでは厳しいかなと」と課題を挙げた上で、“ダークホース”的存在として挙げたのは社会人出身の2年目右腕の名前だ。

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