青森初2校出場! 青森山田主将、八戸学院光星と「日本一かけて試合したい」
新指揮官は選手に感謝、19年前の夢「現実に変えてくれた」
第88回選抜高校野球大会(3月20日から12日間・甲子園)の出場32校が29日、決定した。昨秋の東北大会で優勝し、明治神宮大会で4強入りした青森山田は11年ぶり2度目の出場が決まった。
一面、雪に覆われたグラウンドで青森山田ナインは喜びを爆発させた。2009年夏以来、遠ざかっていた晴れ舞台に立てることが決まり、内山昂思主将(2年)は「正直、ホッとしている。ここからが本当の勝負。もう一度、緊張感を持って練習していきたい」と気を引き締めた。
昨年8月、監督に就任したOBの兜森崇朗監督は「待ちに待ったと言いますか、この日を1つの目標にして冬の間、練習をしてきた。嬉しい知らせが届いた。これからも気を引き締めていきたい」と喜びをかみしめた。
兜森監督がエースだった1996年秋の東北大会では決勝で光星学院(現八戸学院光星)に敗れ、センバツ出場の吉報は届かなかった。19年前を思い起こし、新指揮官は「夢を現実に変えてくれた」と選手に感謝した。
昨秋の東北大会で準優勝した光星も選ばれ、史上初めて青森県から2校が出場する。青森山田は昨秋の青森県大会準決勝で光星に3対5で敗れたが、東北大会決勝で5対0の完封勝ちでリベンジ。内山主将は「光星さんからはいろんなことを学ばせてもらっている。日本一をかけて試合をしたい」と再戦を熱望した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count