緻密な190cm大型左腕 日ハムドラ1上原が続ける、30cm超両足による“儀式”
大谷、メンドーサ、吉川、有原、マーティー…競争激しい開幕ローテ入り
現在の上原の安定した歩幅は「5歩半から6歩にいかないぐらい」だという。さらに短い歩幅の方が角度のある投球が出来るが、「角度を付けるために歩幅を狭くするわけではありません。角度を付けるのはなく、結果的に角度が付いてくるもの」と言い切る。
まずは開幕ローテ入りが目標だ。大谷、メンドーサ、吉川、有原、マーティーらに加え、、先発ローテを狙う選手には斎藤、上沢、浦野、高梨らがいる。先発ローテ争いは激しい。
「先発ローテに入る投手は、みんな安定している。その争いに食い込むのは簡単ではない。左利きで身長がある。自分にしかないモノと思っている。見慣れないボールの角度と、(フォーク、チェンジアップなど)落差でアピール出来れば」
球界では育成は難しいと言われている大型左腕。それでも、これだけ繊細で緻密な感覚の持ち主なら、プロ1年目からのブレークを期待しないわけにはいかない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count