いよいよMLBカップがスタート 6日に関東大会開会式&野球教室を開催へ
関東74チーム約1000人の子供たちが参加、元メジャーリーガーらも来日
今月6日に「MLBカップ2016」の関東大会開会式が千葉・成田市のナスパ・スタジアムで行われる。MLBカップは次世代を担う野球少年・少女に夢を与え、かつ野球人口の拡大につながる普及プログラムを作るために新設された大会で、昨年8月に実施を発表。今回、いよいよスタートすることになった。
昨夏にはMLBジャパンのジム・スモール代表に加え、MLBアンバサダーとしてダイヤモンドバックスのトニー・ラルーサ野球編成最高責任者、元メージャーリーガーのランディ・ジョンソン氏、ルイス・ゴンザレス氏(いずれもダイヤモンドバックス社長付補佐)らが日本外国特派員協会で記者会見を実施。スモール代表は「たくさんの子供たちに野球をする機会を与えたい」と目標を掲げていた。
同カップは小学4、5年生を対象とし、今春から地方大会を実施、8月5日から7日に石巻市総合運動野球場で決勝トーナメントが行われる。
関東大会は4月から始まる予定で、今回は開会式を実施。リトルリーグに所属する関東圏74チーム、約1000人の子供たちが参加予定で、野球教室も実施される。イベントにはイチロー外野手が所属するマーリンズ球団代表のデービッド・サムソン氏、現役時代マーリンズで2度のワールドシリーズ制覇に貢献したジェフ・コーナイン球団社長付スペシャルアシスタントらも参加予定となっている。
大会を創設するにあたってスモール氏は「野球を楽しんでやってもらいたい。そこで差をつけていきたい。とても楽しんで、楽しい思い出としていつまでも残るような経験を積む。そういう違いで見せていけるトーナメントに出来れば」と意気込みを見せ、ダイヤモンドバックスで世界一を経験したゴンザレス氏も「リトルリーグは3つの大事な要素を持っている。キャラクターを作ること、勇気を与えること、常に正しい心を持って戦っていくことだ。これら3つはこれから大人になっていく人生で必要なこと。やがては日本の野球界や、メジャーリーグで活躍する選手が育ってくれればと思う」と意義を語っていた。
6日からいよいよ始まるMLBカップ。ここからどのような選手が育っていくのか。今後の発展に期待したい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count