巨人キャンプは第2クールへ 出揃った開幕ローテ候補、生き残るのは誰?
昨季チーム防御率12球団トップ、開幕ローテ入りへ熾烈な争い
高橋由伸新監督のもと、新しいスタートを切った巨人。昨年、12球団トップのチーム防御率2・78をマークした強力投手陣たちは、ほとんどの選手がブルペンに入り、順調な調整を進めている。
新しい変化はこれまで来日してからの5年間、230試合すべて中継ぎで投げてきたスコット・マシソン投手が先発調整をすることが明らかになったこと。先発争いが過熱するのに加え、右の中継ぎも空いた1枠をかけて、選手たちは開幕までしのぎを削る。キャンプは始まったばかりだが、起用方法は少しずつ見えてきた。果たして先発ローテはどうなるのか。
○盤石なローテ当確組
巨人の開幕ローテーションは5~6人と見られる。中でもエース・菅野智之、昨年13勝で最高勝率のタイトルを獲得したマイルズ・マイコラスのローテーション入りはほぼ当確。2人ともキャンプのブルペンで投球を披露。菅野は力強いボールを投げ、マイコラスはマイペースに調整している。今年もこの2人を中心に回していくことになる。
○Wエースに続く、昨季成績を残した3番手、4番手候補
菅野、マイコラスに続いて、昨年成績を残した先発投手は昨年9勝10敗の高木勇人。2年目の飛躍を目指し、トレーニングを積んでいる。1年を戦ったことで、自分に足りないモノは何かと考え、制球力やバントなど投打においてレベルアップを目指している。ポレダも日本で2年目のシーズン。昨年は8勝を挙げたが、うち5勝が阪神戦。他の球団からより多くの勝利をつかむことも求められる。セットポジションでの課題を克服するためにキャンプで練習を積んでおり、順調に進んでいる。オープン戦も順当にローテに入ってくるだろう。