メジャー熱視線の中で大谷が初登板へ 韓国ロッテに「1点もやりたくない」
米国キャンプで唯一の登板、「全力で投げる」
キャンプインからブルペンではキャッチボールの延長のような投球を続けてきた。スロー調整のように映るが、大谷本人によれば、「ブルペンはシーズンと同じだ」という。8日の同カード前には今キャンプ初の打撃投手を務め、高卒3年目の渡辺へ18球。安打性の打球は1本もなかった。
「全力で投げると思います。それが100%の力とかではなく、今できる最善の投球をしたいなと思います」
アリゾナキャンプ中は、連日のようにメジャーのスカウト陣が“大谷詣で”に訪れている。10日は米国キャンプ中の最初で最後の投球となるだけに、編成権を握るGMら重役の視察も予想される。
「この職業をやっていたら、(周りの評価を聞くことは)嫌いではないんじゃないですか? 気にしたところで変わるものではないです」
この日はキャッチボール、投内連係で調整し、全体練習後には10分間の特打も行った。大谷の圧倒的な投球はまだ調整段階であることに間違いないが、その中でベスト・パフォーマンスを見せるつもりだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count