阪神正捕手候補に11年間で41試合出場の男が浮上!? 「評価は異常に高い」
正捕手争いはまだまだ混沌も…「岡崎の開幕スタメンもない話ではない」
レギュラー奪取へ向けて、「横一線」の状態から岡崎がリードを奪い始めていることは確か。ただ、経験者の今成を捕手に回すプランも浮上していると報じられるなど、まだまだ混沌としていることは間違いない。野口氏は言う。
「矢野さんは『とにかく岡崎にしても、小宮山にしても大チャンス。全員同じ確率でチャンスがある』と言っていました。1軍スタートの4人に限らず、鶴岡ら2軍にいる選手も同じだそうです。今成の捕手起用についても、『経験者だから、何かあれば助けになるし、そういうことが出来れば捕手2人態勢でいけるから』と。万が一の時に入れられるので、その分、外野手や代打要員も入れられますからね。本当に捕手2人制を敷いた時の第3のキャッチャーという感じになるのではないでしょうか」
開幕へ向けて、今週末からはオープン戦がスタートする。抜け出すのはいったい誰なのか。岡崎はこのまま高い評価を不動のものにできるのか。
「監督が交代すれば、彼のような立場の選手が目の色を変えるのは当たり前だと思うんですけど、今回はものの見事に岡崎が変わっている。本人もラストチャンスだと思っているんでしょう。それで、実際にこれだけ評価してもらっていますからね。開幕スタメンもない話ではないと思います」
野口氏は、最近3年間で1軍出場がわずか1試合しかない32歳が、開幕戦でマスクをかぶる可能性も十分にあると指摘する。プロ12年目の岡崎が、金本新監督の就任で変わり始めている「新生阪神」の象徴的な存在になるかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count