過去には日本人選手も“標的”に ヤ軍加入の守護神にNYメディアの洗礼
初めてのメディア対応で約30人の報道陣に取り囲まれたチャップマン
ニューヨークのメディアは辛口で名高い。これまで松井秀喜も松井稼頭央もイチローも田中将大も、期待に添えぬ結果を残せないと、紙面で見事に一刀両断されてきた。ヤンキースのバッテリー陣集合日だった18日、これぞニューヨーク・メディアという光景を目の当たりにした。
この日、ニューヨーク・メディアの狙いは、オフにレッズからトレード移籍してきた剛腕サウスポーのアロルディス・チャップマンだった。
12月上旬にドジャースへのトレード移籍がほぼ決まっていたが、10月末に彼女に対するドメスティックバイオレンス(DV)で警察沙汰になっていたことが発覚し、破談に。その後、刑事事件には問われないことなったが、昨季メジャーリーグ機構が打ち出したDVに対する新方針に抵触する可能性があり、場合によっては出場停止処分が科されることも考えられる。
騒動とトレードが起きた後、初めてメディア対応するチャップマンを取り囲んだ約30人のメディアは、新加入の選手に決まって掛けられる「ようこそヤンキースへ」の挨拶もなしに、開口一番こう聞いた。