DeNA育成2位・山本武白志の現在地―「お手上げという感じでは全くない」
支配下登録への目処は「決めない」、「『少しでも早く』という気持ちで」
――守備、走塁については?
「守備は結構うまくなったと思いますよ。あとは本当にバッティングだけです」
――それだけ練習で球も受けている。
「特守も多いので。自分から特守に割り込んだり、振り込んだりしています。最近、守備もちょっと面白くなってきました」
――守備が面白くなってきたとは、どういう部分で?
「自分でもうまくなってきているのが分かるので。ウェートトレーニングとかと一緒で、体が出来てきたらもっとやろうという気持ちになる。全部一緒だと思います。よくなったらもっと頑張ろうという気持ちになると思う」
――具体的にどこが上達した?
「この前の中日戦で、ニュースで砂田さんがサードゴロに打ち取った場面が出ていたんですけど、たまたま僕が映っていて、それで見たら自分が思っているよりも腰が落ちていた。逆シングルだったんですけど。それでちょっと変わったなと思いました」
――お父さんと連絡は?
「キャンプ中は『体調どうだ?』というくらいですね」
――アドバイスという感じではないのか?
「自主トレ中から言われているのは『ケガだけ気をつけろ』ということです。体調は全然悪くないです」
――これまでも技術的な部分でのアドバイスはなかった?
「高校時代は家の中で素振りをするので、見ないということはないんですけど、『ここをどうしろ』ということは全くなかった。リビングで振るので、知らんぷりというのもおかしいですから、普通に見ることは見るんですけど、プロアマ規定もあるので、それを見てアドバイスというのはないです」
――どのくらいで支配下へ?
「そういうのを決めても、それより早く出来るかもしれないので、決めないようにしてます。『少しでも早く』という気持ちでやっていきます」
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count