岩隈・青木のマリナーズ、イチローのマーリンズ…躍進期待の上位2チームに
「アオキをラインナップに加えたことは打線にとって重要」
昨季、エンゼルスの強化責任者を退任したディポト氏は、シーズン終盤にマリナーズにやってきた。その後、積極的に選手を獲得したが、記事では補強の目玉として昨季ジャイアンツでリードオフマンを務めた切り込み隊長もカウントされている。
「ディポトは守備を向上させた。ラインナップの層に厚みを持たせ、ブルペンと先発ローテーションをレベルアップさせた。一塁手のアダム・リンドと左翼手のノリ・アオキをラインナップに加えたことは、昨季(チーム得点が)メジャー21位だった打線にとっては重要な補強だ」
昨季、新加入だったクルーズは44本塁打を放った。期待通りの活躍だったが、ソロホームランが31本で打点は93。前年にはオリオールズで40本塁打、108打点だっただけに、マリナーズ打線の出塁率の悪さは改善点だった。
青木は昨年、2度の死球という不運に見舞われる前まで、打率、出塁率、盗塁数でナ・リーグの10傑に入っていた。新天地では「1番・レフト」が定位置と予想されている男が活躍を見せれば、マリナーズは貧打と外野陣の守備難という2つの問題を一気に解決することができる。
そして、「クマ」の愛称で知られる岩隈との再契約も朗報だ。記事では「ウェイド・マイリー、ネーサン、カーンズが、フェリックス・ヘルナンデスとヒサシ・イワクマの先発ローテーションに加わる。マリナーズがア・リーグ屈指のローテーションとなる」と絶賛している。
日本人コンビの存在で投打にアップグレードが期待されるマーリンズは今季、最大の飛躍を遂げると高い評価を受けている。