岩隈・青木のマリナーズ、イチローのマーリンズ…躍進期待の上位2チームに
毎年飛躍が期待されるマーリンズは「間違いなくエンターテイメント」
2位はメジャー通算3000本安打の金字塔まで残り65安打としているイチロー外野手が所属するマーリンズだ。
「過去5シーズンで平均92敗を喫し、2003年シーズン以来ポストシーズンから遠ざかっているが、マイアミは優秀なチームまであと少しのところまで来ている」
特集ではマーリンズに対する期待値をこう表現している。昨年は開幕前に優勝候補の一角に推す声もあったが、怪我人の続出や、マイク・レドモンド元監督を解任し現場経験のないダン・ジェニングスGMを後任に据えて物議を醸した人事などもあり失速。71勝91敗と借金20に終わった。
好材料は、左手の掌骨折で昨年は長期離脱を余儀なくされた主砲ジャンカルロ・スタントン外野手と、トミー・ジョン手術から完全復活した右腕ホセ・フェルナンデス投手の存在だという。
また、クリスティアン・イエリッチ、マルセル・オズナの両外野手、ジャレッド・コサート、アダム・コンリー、ジャスティン・ニコリーノの先発トリオという若き実力者もチームで台頭していることもプラス材料だと記事では分析。現役時代にヤンキースでMVPを獲得したドン・マッティングリー監督、MLB通算本塁打記録(762本)を誇るバリー・ボンズ打撃コーチをダッグアウトに招聘したこともあり、「マーリンズは間違いなくエンターテイメントとなる」と太鼓判を押している。
MLB通算3000本安打という金字塔に挑むイチローだが、メジャー3度目のポストシーズン出場を果たすことはできるだろうか。
3位には昨季80勝82敗に終わり、地道な補強に成功したレイズ。4位は韓国人強打者のパク・ビョンホ内野手を獲得した昨季83勝79敗のツインズ。5位には昨季76勝86敗のホワイトソックスが入った。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count