日ハム大谷、栗山体制初の2年連続開幕投手に 「大エースを作りたかった」
ルース誕生日に本人に通達、「今年は2つで結果を出さないとチームは優勝しない」
本人にはアリゾナキャンプ中の2月6日に通達。これは、二刀流の元祖であり、“野球の神様”と呼ばれるベーブ・ルースの誕生日だ。「この日にこだわりたかった」という栗山監督は「この日は彼にとってすごく意味を持つはず。その意味も説明したし、チームのために頑張ってくれと話しました」と期待を込めた。
昨年、大谷は打撃では不本意な成績に終わった。現状では、投手専念を勧める声が多くなってきている。ただ、二刀流の進化こそがチームが優勝を狙う上で必要不可欠だと、指揮官は考えている。「去年みたいにどっちがうまくいないっていうのはチームとしてうまく機能しないので。本人が、というよりも、チームが勝つためにやっている」。こう話した上で「今年は(大谷が)本気になって2つのことで結果を出さないとチームは優勝しない」と続けた。
「去年、開幕投手を務めて一番勝った。やってくれると信じて、大谷翔平でスタートする。日本一になるんだという想いの中で、正々堂々としっかりと相手関係なく良いものからいくと貫く年だと思った」
あくまで王者ソフトバンクの上に行くために大谷に開幕投手を任せる。規格外の二刀流右腕は、大きな期待にしっかりと応えるはずだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count