野手MVPにも選出、当たりに当たっているDeNA飛雄馬 5年目ブレイクなるか
ひと回り逞しくなった背番号40、転機となったのは…
勝負がかかる5年目。転機の一つとなったのは、異国の武者修業にあった。
4番を張る筒香、5年目の若手・乙坂とともにオフ、ドミニカ共和国に渡った。練習参加のみでウィンターリーグ試合出場はなかったが、文化の異なる環境で「朝から晩まで野球の話ばかりしていた」という毎日でハングリー精神を養い、プレーする上で新たな刺激を受けた。今季、打席で見せる迷いのない思い切りのいい打撃は、昨季からするとひと皮むけた印象がある。
現状、飛雄馬が目指しているのは、二塁、三塁でのレギュラー。正二塁手候補の石川が右肘手術から復帰が遅れており、さらに三塁手の助っ人・ロマックが右翼に挑戦中。そういったチーム事情を考えれば、定位置を掴むチャンスは十分にありそうだ。今後、鍵となるのは徐々に研究された始めた時、対応できるかだろう。
「2番・センター」で起用する方針だった梶谷の故障離脱により、ラミレス監督が代役の「攻撃的2番打者」候補として期待する逸材。26日には指揮官から春季キャンプの野手MVPに選出された。ひと回り逞しくなった背番号40は果たして、今年の横浜スタジアムを沸かせる存在になれるだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count