野手MVPにも選出、当たりに当たっているDeNA飛雄馬 5年目ブレイクなるか

DeNAで最もノッている飛雄馬、キャンプ野手MVPにも選出

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飛雄馬の今季実戦での成績

 プロ球界で毎年のように現れる新星。例えば、昨年はロッテ・清田育宏が大活躍し、侍ジャパン入りを果たしたように、開幕前の今、ファンは贔屓の球団でブレイクしそうな注目株に期待をかけているだろう。昨季の最下位から浮上を目指すDeNAの場合、24歳の内野手がその筆頭といえる。

 5年目を迎えた飛雄馬が今、当たりに当たっている。

 7日の紅白戦で3ランを含む2安打4打点をマークしたのを皮切りに対外試合、オープン戦を含めた実戦9試合のうち、8試合で安打をマーク。打率.464。目下、ベイスターズにおいて、最もノッている選手であることは間違いない。

 本名、松井飛雄馬。父に元ロッテ外野手の一弥氏を持ち、野球マンガ「巨人の星」の主人公・星飛雄馬から名付けられた背番号40は、昨年までの4年間、華々しい結果を残せないでいた。

 江の川高から社会人野球の三菱重工広島を経て、11年ドラフト7位でDeNAに入団。2年間は1軍出場経験はなく、3年目の14年に1軍デビューして4試合出場も安打はなし。昨年、初の開幕1軍入りを果たすと、3月29日巨人戦のシーズン初打席でプロ初安打をマーク。主に遊撃手として59試合に出場したが、定位置に定着するまでには至ることはなかった。

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