パドレスのアドバイザーに就任の野茂英雄氏、現場で宝刀フォーク伝授も!?
偉大な右腕がパドレスにいる意味、「日本とアジア圏でパドレスの存在感高めたい」
ドジャース、レッドソックスなどで活躍した野茂英雄氏が、今季からパドレスのベースボール・オペレーションのアドバイザーに就任した。任意引退という形で近鉄を退団し、95年にドジャースとマイナー契約。その後、圧巻の活躍で日本人メジャーリーガーのパイオニアとなった右腕は、今回の“メジャー復帰”で何を期待されているのだろうか。
地元紙「サンディエゴ・トリビューン」は、パドレスの春季キャンプに参加中の野茂について、特集を組んでいる。記事では「20年前に日本人として初の本格的なMLB挑戦を果たした野茂英雄。1995年にナ・リーグ新人王とオールスターに選出された野茂は、その後の日本人選手達の道を切り拓いてきた」と紹介。本人への取材を通じて、偉大な右腕がパドレスにいる意味について解説している。
野茂はまず、取材に対して自身の抱負を述べている。
「チームについて学んでいきたい。どんなチームなのか、どんな選手がいるのか。これまでに得てきた私の経験から、いくらかの知識をここにいる選手達に授けていきたい」
「日本とアジア圏でパドレスの存在感を高めていきたいと思っています。ペトコ・パークにもっとアジアのファンが集ってくれるように、アジアとアメリカにいるファンのために、良い選手がパドレスに来てほしいと願っています」