パドレスのアドバイザーに就任の野茂英雄氏、現場で宝刀フォーク伝授も!?

現役時代に叶わなかった世界一にも意欲を見せる野茂氏

　記事では「ここ数ヶ月、パドレスは太平洋を超えてアジア圏を視野に入れた動きを活発化させている」と指摘。パドレスは昨年11月、A・J・プレラーGMらが来日し、日本での野球を教室を実施。高知では、トライアウトも行った。海外FA権を行使し、残留を決断したソフトバンク・松田宣浩内野手の獲得に向けても、最も熱心だったとされている。

　さらに、日米両方の球界で抱負な経験を誇る斎藤隆氏をフロントのインターンシップとして迎え入れた。昨年限りで現役を引退した日本ハムGM特別補佐・中嶋聡氏のコーチ留学も受け入れ、2月には日本ハムの春季キャンプのためにアリゾナの球団施設を提供。すでにメジャーから熱視線を浴びている大谷翔平投手についても、いち早く間近でチェックした形だ。

　日本において、パドレスの知名度が高まっていることは間違いないだろう。日本でも特別な存在であるレジェンドがアドバイザーに就任したことで、この流れはさらに加速することになる。

　記事では、野茂氏が「MLBでは、一般的な意見として、すでに多くの国際的な選手がプレーしています。そういう意味ではパドレスが国際的な存在感を高めて、そういった選手の獲得に動くのは自然なことだと思っています」と話していることを伝えている。また、「実感として世界中から選りすぐりの良い選手達がここにはおり、スタッフ陣に関しても同様です。ワールドシリーズ制覇を体感してみたい」と、現役時代には叶わなかった世界一にも意欲を見せているという。