ドジャース前田のOP戦初登板に米テレビ解説者感嘆「とんでもない仕事した」
前田「日本の時とはちがう雰囲気」
続く3番のゴセリンには三塁線を破られる二塁打を浴びたが、走者が三盗を試みた際、女房役のグランダルが好送球。見事に刺して、あっさりピンチを切り抜けた。
前田はその後も危なげないピッチングを披露。2回2死の場面で最後の打者ドゥーリーを見逃し三振に切って取ると、実況は再び絶叫。「ケンタ・マエダ! 御機嫌よう! 打者を圧倒するわけではありませんが、どのボールも自然に変化します」と変化球の切れ味を称賛した。
一方、Dバックスの補強の目玉で先発ローテーションの2番手を担うミラーは2回5安打1四球で2失点という内容だった。メジャー上陸直後の前田はナ・リーグ西地区のライバル相手の右腕対決で差を見せつけ、いきなりインパクトを残した。
「ケンタ・マエダが最初の2イニングでとんでもない仕事をしました。2奪三振。28球でストライクは19球という投球でした」
解説者は投球内容をこう手放しで絶賛した。
上々のオープン戦デビューを飾った前田は試合後、自身のブログで「初めてドジャースのユニフォームを着て試合に投げました! 日本の時とはちがう雰囲気でした! まだオープン戦ですがまずいいスタートを切ることが出来て良かったです!」と報告。新天地で迎えるシーズンに向けて、今後も万全な状態を整えていく。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count