Gマイコラス離脱の影響は 「痛手」の裏に「チャンス」あり?
痛手をチャンスに変えられるか、マイコラス一時帰国で見えたもの
昨季13勝を挙げ、最高勝率のタイトルを獲得したマイルズ・マイコラス投手がPRP治療を受けるためアメリカへ一時帰国した。キャンプ中から右肩を痛め、別メニュー調整だった。
開幕ローテーションではエースの菅野智之投手とともに勝ちを計算できる投手だったため、開幕に間に合わないことは痛手。ただこれによりクリアになった点と、プラス要素に変えられる可能性もあるように見える。
一つは課題とされていた外国人登録枠だ。
ギャレット、クルーズの加入により、外国人枠の競争が激化するといわれて始まったキャンプ。マイコラスとアンダーソンがケガで開幕に間に合わず、2軍のリリーバー、メンドーサも来日が遅れた。ここまで順調な調整を行っているポレダ、マシソン、ギャレット、クルーズの4人で決まり。先発候補だったマシソンは中継ぎに戻ることが決定的で、ギャレットもクルーズもオープン戦では連日スタメンに名を連ねており、開幕戦から中軸を担うことになる。
ポレダも先発ローテ入りは濃厚。外国人4選手すべてが、現在のチームに不可欠な存在になっており、活躍が期待される。状態がいい選手が2軍に置かれるような状況になれば、極度のモチベーション低下につながる可能性もある。結果的に良いスタートを切れるかもしれない。