今季はセットアッパーの上原浩治、新戦力加入のRソックス救援陣は「贅沢」

新守護神キンブレルに一目、「セーブ記録を塗り替える可能性を持つ唯一の存在」

 新クローザーのキンブレルは2011年の新人王で、通算225セーブを記録している現役NO1クローザー。昨季は4勝2敗39セーブ、防御率2.58だった。また、スミスはマリナーズで2勝5敗13セーブ22ホールドを記録。防御率2.31と優秀な成績を残している。

 宿敵ヤンキースはデリン・ベタンセス、アンドリュー・ミラー、新加入の“171キロ左腕”アロルディス・チャップマンと豪華メンバーを揃えるが、それに対抗する強力なブルペンとなった。上原は取材に対して「すごく贅沢に感じる。でも、自分もブルペンの一員となる必要がある。自分の居場所を確保するつもり」と意気込みを示している。

 そして、新クローザーのキンブレルにも一目を置いているという。

「彼がセーブ記録を塗り替える可能性を持つ唯一の存在かもしれない。そのことが彼に関する多くを物語っている」

 記事によると、上原はこう語ったという。ヤンキースで活躍した伝説の守護神マリアノ・リベラの持つMLB記録の通算652セーブを塗り替える可能性があるのは、27歳の若さですでに225セーブを記録しているキンブレルだけだと認めている。

 レッドソックスのブルペンを田澤と守り続けてきたベテラン右腕は、新戦力を歓迎している。贅沢を極めた救援陣の一角として、13年以来のワールドシリーズ制覇に貢献するつもりだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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