MLB復帰目指す元阪神マートンを米メディア特集 「やり残したことがある」
カブスで昇格できなければ「他球団からの興味を示されることも十分に考えられる」
さらに、かつてカブスでは赤毛で知られていたマートンが丸刈りでキャンプに臨み、関係者を驚かせたというエピソードも紹介。日本での経験で逞しさが増したことは確かだろう。
マートンを獲得したカブスのセオ・エプスタイン球団本部長は「彼は米国でも成功していたかもしれない。しかし、彼は日本を気に入り、また日本も彼を気に入った。家族からのサポートも得て過ごしていたが、今、彼はカムバックを望んでいる。メジャーリーガーとして大成することは彼にとっても素晴らしいことだ」と話しているという。
もちろん、メジャー昇格を果たせるかは分からない。カブスの外野には実力者が揃い、ハードルは高い。ただ、記事では仮にカブスでメジャー切符を手にできなくても、マートンにはチャンスがあるとの見方を示している。
「もし、カブスのロースターに入れなかった場合、マートンはマイナー行きを受け入れるのだろうか。この質問にマートンは直接答えることはなかったが、彼は最高の舞台でプレーするために必要な準備をしていくとしている。仮に(本拠地の)リグレー・フィールドに立つことが叶わなかった場合、マートンは他球団からの興味を示されることも十分に考えられるだろう」
記事の中で、「自分はいつだって他人と異なる存在であるということを誇りに思っている」と話しているマートン。8年ぶりのメジャーの舞台へ、戦いは始まったばかりだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count