クロマティ、ローズ、バレも…米メディアの特集に登場した“優良助っ人”は?
元阪神フォードは今年のウィンターリーグで活躍
2008年に阪神でプレーしたルー・フォード外野手は、最近の活躍が取り上げられている。
「2005年のツインズ在籍時にアメリカン・リーグの週間MVPにも名を連ねたフォードは2007年末に阪神に加入。その後、メキシコやマイナーを転々としていたフォードだが、カリブ圏で活躍の場を見出した。2016年にドミニカで行われたウィンター・リーグのチャンピオンシップ・シリーズでMVPに輝いている」
阪神では47試合出場で打率.225と低調に終わり、その後も目立ったキャリアはなかったが、39歳にしてウィンターリーグで輝きを見せたという。
そして、おなじみの選手たちも続々と登場する。まずは、元巨人のウォーレン・クロマティ。寸評では「アメリカ、カナダ、日本でプレーをした数少ない選手。巨人で1984年から1990年までプレーすると、その『バンザイ!』パフォーマンスなどでファンに愛される存在となった。巨人退団後はロイヤルズで左の代打としてプレーした」と紹介している。
懐かしい名前では、阪神で1年だけプレーしたセシル・フィルダーもいる。メジャーで目立った実績はなかったが、89年に来日して打率3割2厘、38本塁打、81打点と活躍。1シーズンのみで帰国すると、タイガースで圧巻の活躍を見せて、メジャーでもスター選手の仲間入りを果たした。
寸評でも「日本でのプレーは1年のみであったが、38本塁打を放つなどインパクトを残した。それまではブルージェイズで苦しんでいたフィルダーだが、日本でのプレーの翌年、タイガースへ入団。その際の年俸125万ドルはブルージェイズ時代の10倍の金額であった。タイガース1年目から2年連続でアメリカン・リーグ本塁打王に輝いた」と、そのキャリアについて説明している。
日本で新記録を目指してしのぎを削った2人の名前も挙がっている。近鉄、巨人などで活躍したタフィー・ローズ外野手、そして、西武、オリックスなどで活躍したアレックス・カブレラ内野手だ。ローズは2001年、カブレラは2002年に王貞治氏が保持していた日本記録(当時)に並ぶシーズン55本塁打をマークした。