【高校野球】敗戦を力に変えられるか 1回戦屈指のカードの観戦ポイントは?

敦賀気比と対戦する青森山田、兜森監督「選手たちも目標としていた」

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第88回選抜高校野球 トーナメント表

 1度負けた相手とはもうやりたくないのか、それとも、すぐにでも対戦したいのか。第88回選抜高校野球に出場する青森山田(青森)の1回戦の相手は敦賀気比(福井)に決まった。昨年の選抜優勝高校であるだけでなく、昨年秋の神宮大会準決勝で敗れた相手。兜森崇朗監督は「秋に完敗している相手ですから。選手たちも目標としていた。うれしいなと思っています」と話せば、主将の内山昻思外野手も「敦賀気比を倒そうと思って、冬の練習もやってきた。リベンジしたい」と意気込んでいる。

 青森山田は昨秋、東北大会を制し、神宮大会では愛知・東邦を破ってベスト4に進出。敦賀気比との対戦では5-8で惜しくも敗れた。

 兜森監督は「神宮での対戦で1~9番までとにかく切れ目がない。上位打線を特にどうやってウチの投手陣が抑えるかがカギになる」と話し、戦い方のシミュレーションを始めた。いかに最少失点で切り抜け、チャンスを生かすか。負けから見えてくるものは大きい。

 登場するのは1回戦最後のカード、大会6日目(25日)である。どの高校もできるだけ大阪入りから間の空いてしまう6日目は避けたいが、同校は最終日を望んでいたという。

「(雪の影響で)グラウンドではやっていなかったことがたくさんある。やらなくてはいけない課題、問題点を払拭できる時間がある」と同監督。これは相手どうこうというよりも、自分たちのやるべき野球をすれば勝算があるという自信の裏返しだろう。

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