【高校野球】敦賀気比、史上3校目の春連覇なるか 昨春選抜Vメンバーが見るカギとは

調子上げるエース山崎、「野手がどれだけ援護できるか」

 準々決勝は静岡に初回、平沼の先制2ランなどで2回までに3点をリード。5回に同点とされたが、9回に林中がサヨナラ打。静岡戦こそ辛勝だったが、準決勝の大阪桐蔭では序盤の松本の連続満弾で相手の戦意を喪失させ、11-0で大勝。決勝は東海大四に苦戦したが、1-1の同点の8回に松本の決勝ホームラン。苦しい時に打者陣が救ってきた。

 そのような戦い方のできるチームが優勝すると林中は肌で感じているからこそ、「甲子園はそう甘くはない」と気を引き締める。一方で今大会屈指の好投手と評される敦賀気比の山崎颯一郎投手の調子は上がっているようだ。

「僕たち相手に投げたりしているので(対戦してみて)調子は上がってきていると思います」と林中。直球やスライダーのキレも増している。

「野手が援護できるバッティングがどれだけできるかだと思います」

 自分たちの足元をしっかりと見つめることができているチームは、今年も強さを発揮しそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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