開幕メジャー目指す川崎宗則、名将マドンはプレーも高評価「熟練の選手」

日本人を重宝するマドン監督、川崎は「楽しむことが好きな男だが…」

 特集では「カワサキは40人ロースターに入っていないため、大穴と見られている。ただ、ジョー・マドン監督には好印象を与えたようだ」として、指揮官のコメントも紹介している。

 かつて弱小だったレイズを強豪に育て上げたマドン監督は「楽しむことが好きな男だが、仕事に集中する時がいつかも知っている」と川崎について話した上で「彼がユーモラスになれるものだから、人々は彼に熟練の野球選手としての評価をそれほど与えていないのだろうね」と分析。その明るいキャラクターだけでなく、プレー面でも高く評価していることを明かしている。

 レイズ時代には岩村明憲(福島ホープス選手兼任監督、球団代表)を重宝し、チームをワールドシリーズ進出に導いた名将は、グラウンド上であらゆる要求に応えることができ、我慢強くもある日本人選手を高く評価している。松井秀喜氏の現役最終年となった2012年、打率1割4分7厘と苦しんでいた強打者に戦力外通告を行ったレイズで、最後までその方針に反対していたのもマドン監督だった。

 自らも明るい性格で、複数のポジションをこなすユーティリティープレーヤーを好む指揮官だけに、川崎とは“相性抜群”だろう。「大穴」から開幕メジャーの座に滑りこむ可能性は決して高くないが、期待は膨らむ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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