【高校野球】今年のセンバツは“左腕の春”に? プロも注目する逸材がズラリ

緩急と制球力、強心臓の左腕も

○内池翔(桐生第一・群馬、3年)177センチ、67キロ

 かつては1999年に左腕エース正田樹(元ヤクルト)を擁して日本一になった同校にまたしても全国区になれる左腕が現れた。上記の2投手と違いスピードは130キロ台だが、しなやかな腕の振りから緩急と制球力で勝負。スライダーやカーブを織り交ぜて、的をしぼらせない。秋の大会も9試合、60回2/3を投げて、59奪三振。1イニングに1度は三振を奪い、リズムを作っていく。

○鈴木昭汰(常総学院・茨城、3年)175センチ、76キロ

 昨年の春に続き、選抜に戻ってきた。小柄ながらキレのあるストレートにコントロールのいい変化球。内角にどんどんついていく強心臓のエースである。中学時代には15歳以下の日本代表にも選ばれたこともあるなど経験豊富。2年生だった前回よりも責任感と体力は大幅アップしており、まだまだ伸びしろがある。今秋のドラフト候補。

○松山仁彦(東邦・愛知、3年)177センチ 73キロ

 主戦投手はプロ注目右腕の藤嶋健人投手だが、外野手の松山も好投手左腕。スライダーを武器に、相手打線を翻弄。秋の公式戦は6試合に投げて、防御率は0・36と抑えている。藤嶋の陰に隠れて、投手としての存在感は薄いが力のある投手。

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