【高校野球】明石商が9回サヨナラで甲子園初勝利 日南学園に競り勝ち初戦突破

先発・吉高が9回10K2失点の力投

 第88回選抜高校野球大会は22日、大会3日目を迎え、第1試合は初出場の明石商(兵庫)が日南学園をサヨナラで下し、初戦を突破した。同点で迎えた9回にスクイズで決勝点。3-2と競り勝ち、甲子園初勝利を挙げた。

 先制したのは日南学園。2回、1死走者なしから5番・浜本がレフトスタンドへ大会4号となるソロ弾を放った。

 5回まで2安打に抑えられていた明石商も6回に反撃。2死二塁の好機で3番・橋本がライトへ同点タイムリーを運ぶ。8回には1死三塁から2番・大西がスクイズを決めて勝ち越しに成功。試合をひっくり返した。

 しかし日南学園も粘る。9回1死から3番・前田がライトへ三塁打を放つと、1死一、三塁とした場面で浜本がまたも中前にはじき返すタイムリーヒット。土壇場で同点に追いついた。

 手に汗握る接戦を制したのは明石商だった。9回1死からヒット、死球などで満塁とすると8番・藤井がスクイズを決めてサヨナラ勝利。先発したエース吉高も先制されながらも9回を投げ切り、6安打10奪三振2失点と力投を見せた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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