“ヨシノブ2世”、元甲子園V投手、39歳サブマリン…見所満載の社会人野球

今秋ドラフト候補右腕は多数のスカウトが視察

 佐野日大高時代は3年春のセンバツでエースとして4強入り。当時からプロの注目を集めていたが、粗削りな面もあり、じっくりと体作りに励む狙いから社会人野球へ。ここまで順調に成長しており、今年、来年とさらなる飛躍が楽しみだ。

 もちろん、今年のドラフトでも話題を集めそうな選手もいた。それが、東京ガス・山岡泰輔だ。富士重工戦では8回4失点で敗れはしたが、10三振を奪った。ネット裏には日米13球団が視察に詰めかけたことからも注目の大きさがうかがえる。

 瀬戸内高から田嶋と同様に高卒で社会人入り。高3夏の広島大会決勝では広島新庄・田口(現・巨人)と引き分け再試合を投げ合い、さらに投球動画を見たダルビッシュが絶賛したことから、その名は一躍広まった。創価大・田中正義らとともに今年のドラフト戦線の目玉の一人となりうる右腕だ。

 高校時代の実績では、JR東日本の吉永健太朗が群を抜く。日大三高3年夏に高山俊(現・阪神)、横尾俊建(現・日本ハム)らとともに甲子園制覇。早大では1年春からリーグ優勝、大学日本一を成し遂げたが、以降はフォーム固めなどに苦しみ、今年から社会人へ進んだ。

 初登板となった新日鉄住金かずさマジック戦は2回途中4失点と課題を残したが、社会人での選手生活はスタートしたばかり。高校時代にバッテリーを組んでいた立大出身・鈴木貴弘と同じチームで再びコンビを組むことになり、今後の巻き返しに注目していきたい

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