楽天オコエ、5度の牽制も二盗成功 本人も成長実感したプロ初盗塁
大歓声も「天狗になったりせず、結果を出して沸かせられる選手に」
延長12回には2死で打席が回ってきたが、ソフトバンク・サファテの152キロの直球を打ち上げてセカンドフライ。プロ初安打はお預けとなったが、「ああいうホップしてくるたまに対してのバットの出し方とか、もっとレベルを上げていかないといけないなと思いました」と収穫を口にした。
25日の開幕戦も代走で出場。この日も一際、大きな声援が送られた。
「(声援は)入りますね。自分が出れば歓声が沸くのがわかります。期待されているんだなと思います。やっぱり、結果を出して喜ばれるような選手になりたいので、今はそこでテンションが上がったり、天狗になったりせず、結果を出して沸かせられる選手になりたいです」
今は背番号9の姿を見せただけで球場の雰囲気を変えている。一挙手一投足にファンは釘付けだ。しかし、結果を出すことこそがファンの最大の喜びになることをオコエは知っている。
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高橋昌江●文 text by Masae Takahashi