古豪・高松商が26年ぶり8強 プロ注目の創志学園・高田を攻略
高松商・浦は1失点完投、“松坂2世”高田は3回の失点が響く
第88回選抜高校野球は27日、大会8日目を迎え、第2試合で昨年秋の明治神宮大会王者の高松商(香川)が好投手・高田萌生擁する創志学園(岡山)を5-1で下し、1990年以来、26年ぶりのベスト8入りを決めた。
両校無得点で迎えた3回。高松商は内野安打や4番・植田響介の左前安打などで2アウト満塁のチャンスを作ると、前の試合でも4打数3安打と当たっていた5番・美濃晃成が高田のストレートをとらえ、走者一掃となる左越え二塁打で先制。続く、植田理久都が左中間席へ2ランを運び、この回、5得点。高田から大きなリードを奪った。
創志学園も6回。1番・北川大貴のレフトへの三塁打でチャンスを作り、2番・草加稔がショート強襲の内野安打。高松商のエース・浦大輝から1点を返したが、緩急自在のピッチングを最後まで攻略できなかった。
投げ方が似ていることから「松坂2世」と呼ばれたプロ注目の高田は最速146キロのストレートを中心に相手打線に挑んだが、その真っ直ぐを序盤は痛打された。4回以降は的を絞らせない投球で、相手打線を封じたが、3回の失点が響いた。
高松商は春2回、夏2回、全国優勝をした古豪。準々決勝は第3試合の敦賀気比(福井)と海星(長崎)の勝者と対戦する。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count