大谷翔平、内角攻めに屈しない高度な技術 1号&5打点「ずっと狙っていた」
つかんだ好感触「昨年はボールの待ち方が出来ていなかった」
そして、「打者・大谷」は内角球を逆方向へ打ち返す高度な打撃技術を持つ。
大谷「引っ張らずに左中間へ飛ばせたのは良かった。昨年は成績が出なかったというより、自分の中でボールの待ち方が出来ていなかった。コースを絞ったり、ある程度の配球のパターンも4年目で少しずつ分かってきた。しっかり(狙い球を)待てていれば、ある程度の球に反応していける」
昨シーズン終了後から徹底した肉体改造を施し、1月中には体重100キロの大台に乗せた。昨季は打率2割2厘、5本塁打、17打点と苦しんだが、「芯だけで打たなくてもいい。しっかりバットを振り抜ければ」と内角球に詰まってもヒットに出来るだけのパワーアップに手応えを感じている。
昨季までのプロ3年間で死球は1年目13年の1つだけの大谷だが、リーグ3冠投手として迎える今季は厳しい内角攻めが予想されている。それでも、他球団のインコース攻めは打撃復活の追い風となるかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count