ホークス千賀、薄氷の先発勝利 工藤監督「次回は自分で乗り越えて」
「次は『千賀が良かったから勝てた』と言ってもらえるように」
30日の西武戦(ヤフオクドーム)に先発した千賀滉大が、今季初勝利をマークした。
自慢のストレートは初回から155キロをマーク。6回まで西武打線を1点に抑えこむ好投をみせていたが、4点リードで迎えた7回に試錬が待ち受けていた。
この日2安打されていた森友哉に3安打目を許すと、さらにヒットが続き無死満塁。ここから犠飛や味方のエラー、自らのボークなどで3点を失い、点差はわずか1点。何とか2死までこぎつけるも同点の走者が三塁。ここで、バリオスにマウンドを譲り、6回2/3を4失点で薄氷の勝利をものにした。
「こういう結果だったので、何も言うことはありません」
降板後に広報を通じて出されたコメントからも、千賀の悔しさが読み取れる。工藤公康監督は「7回は(今季)初登板で少し疲れが出たのかな」とかばいながらも、千賀についてこう語った。