日ハム栗山監督が田中絶賛 「今日は賢介が全て。賢介サマサマの試合」
併殺崩しには「賢介としては仲間を助けるために一生懸命やったこと」
田中賢が「なんとか1点を取りたかった。併殺を崩したかったのはある。(川島が)本塁へ投げようとしていたから、(スライディングを)よけられなかったのでは」と振り返る走塁は、本塁送球を狙った川島の右足に入り、そのまま転倒で負傷退場。打球が飛んだ瞬間に三塁ベースへ戻りかけた西川も悠々と生還した。
ソフトバンク・工藤監督が「危険行為」と猛抗議するスライディングであったが判定は覆らなかった。
「本来なら三塁走者がスタートを切ってないといけなかった。どこにスライディングしたか細かいところは見ていないが、賢介としては仲間を助けるために一生懸命やったこと。抗議がどうこうではなく、賢介がチームを勝たせるために一生懸命やってくれた、と捉えている」
メジャー経験を持つ34歳のベテランに牽引され、チームは逆転勝ち。最大のライバル・ソフトバンクに今季初のカード勝ち越しを決めた。
「内容は別として、大事な3連戦と思っていた。すごく大きな意味があると思ってやってきた。いい面、悪い面あったが、選手には対等以上に戦えると思ってほしかったので。ホークスには何でもない試合だと思うが、うちにとっては大きな勝ち」
勝率5割に戻った。5日からの西武2連戦(西武プリンスドーム)へ弾みをつけたいところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count